クラブ紹介 vol.23 B.PREMIER・北から順に

広島ドラゴンフライズ

2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。

2026-27シーズン ロースター
#選手名POSメモ
0寺嶋良PG継続
3伊藤達哉PG継続
4ロバーツ ケインPG/SG継続
8クリストファー・スミスSG/SF継続キャプテン
10上澤俊喜PG継続
13ドウェイン・エバンスSF/PF継続
21渡部琉SF継続
23コフィ・コーバーンC継続
24ニック・メイヨC/PF継続
30山崎稜SG継続
31松野遥弥PG/SG新加入ドラフト1巡目全体6位
32晴山ケビンSF継続
34三谷桂司朗SF継続
88佐藤涼成PG継続
戦力分析

北から順にお届けしているB.PREMIERクラブ紹介。第23回は広島ドラゴンフライズです。

2026-27シーズンはB.PREMIER西地区。ホームアリーナは広島グリーンアリーナです。

昨季は31勝29敗。

得失点差は+116。

勝ち越し、得失点差もプラス。

それでもチャンピオンシップには届きませんでした。

普通なら補強へ大きく動きたくなるところですが、広島が選んだのは逆です。

「計算できるロスターを残す」。

これが今季の編成方針でした。

31勝29敗、+116。それでもCS圏外

2025-26シーズンは31勝29敗。

総得点5160、総失点5044。得失点差は+116でした。

1試合平均86.0得点。

攻撃力だけならかなり高い数字です。

それでも西地区7位で、チャンピオンシップには届きませんでした。

昨季の広島には負傷者の影響もありました。

寺嶋良選手は復帰と再離脱を経験。

シーズンを通して理想のローテーションを固定できたわけではありません。

だから今オフ、広島は「結果が出なかったから全部変える」という判断をしませんでした。

クラブが明言した「継続路線」

岡崎修司GMは今季の編成について、外国籍選手市場などを検討したうえで「計算ができるロスターの維持」を基本戦略にしたと説明しています。

朝山正悟HCは3年目。

クリストファー・スミス選手。

ドウェイン・エバンス選手。

コフィ・コーバーン選手。

ニック・メイヨ選手。

外国籍4人もそのまま残しました。

これはB.PREMIERの新ルールと関係があります。

外国籍選手のオンザコート制限がなくなることを見据え、広島は昨季の時点ですでに複数の外国籍選手を組み合わせられる構成を作っていました。

市場が大きく動く中で、新しく集め直すより、すでに日本を知り、広島の戦術を知る選手を残す。

かなり割り切った戦略です。

新加入の象徴はドラフト1巡目・松野遥弥

大きく変えなかったロスターの中で、新しい顔として目立つのが松野遥弥選手です。

B.LEAGUE DRAFT 2026で1巡目全体6位。

190cmのPG/SGです。

特別指定選手として鹿児島レブナイズでプレーした経験もあり、大学卒業と同時に広島へ加わります。

寺嶋選手、伊藤達哉選手、上澤俊喜選手、佐藤涼成選手とガードは多い。

だからすぐに大量の出場時間が約束されるわけではありません。

むしろ、競争の中でどこまで役割を奪えるか。

継続路線のチームに若いドラフト選手が入るからこそ、成長の物差しがはっきりします。

キャプテンはクリストファー・スミス選手です。

「THE LAST」から「THE FIRST」へ

昨季のスローガンは「THE LAST」。

長年ホームとしてきた広島サンプラザホールでの最後のシーズンでした。

今季は「THE FIRST」。

B.PREMIER初年度であると同時に、広島グリーンアリーナを新しいホームとして進む最初のシーズンです。

ロスターは変えない。

でも、クラブを取り巻く景色は大きく変わる。

この対比が今季の広島らしいところです。

見どころ

一番見たいのは、継続が「安心」ではなく「上積み」になるかです。

同じ選手が多ければ連係は作りやすい。

でも、昨季はそのメンバーで31勝29敗でした。

ただ残っただけでは、結果も同じになる可能性があります。

寺嶋選手が健康にプレーできるか。

朝山HCの3年目で守備の精度がどこまで上がるか。

外国籍4人をB.PREMIERの新ルールでどう同時起用するか。

継続のメリットは、前年と同じことを早くできることではありません。

前年より深いところまで進めることです。

9月13日のプレシーズンではソウル三星サンダーズに91-71で勝利し、コーバーン選手が26得点15リバウンドを記録しました。

開幕は9月25日(金)。

アウェーのSAGAアリーナで佐賀バルーナーズと対戦します。

ホーム開幕は10月2日(金)、広島グリーンアリーナで神戸ストークス戦です。

昨季は+116でもCSへ行けなかった。

今季は大きく変えなかった。

だからこそ、言い訳の少ないシーズンです。

「計算できるロスター」が、計算以上の結果を出せるか。

そこに注目したいと思います。

選手情報はB.LEAGUE公式サイトおよび広島ドラゴンフライズ公式サイトの発表をもとに作成。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。