京都ハンナリーズ
2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。
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| # | 選手名 | POS | メモ |
|---|---|---|---|
| 1 | 水野幹太 | PG/SG | 新加入川崎から復帰 |
| 3 | 澁田怜音 | PG | 継続 |
| 7 | 西部秀馬 | SG/SF | ドラフト2巡目全体7位 |
| 10 | チャールズ・ジャクソン | C | 継続外国籍 |
| 13 | 前田悟 | SG | 継続 |
| 14 | 岸本隆一 | PG/SG | 新加入琉球から |
| 15 | 川嶋勇人 | SG | 継続 |
| 16 | 渡辺竜之佑 | PG/SG | 継続 |
| 20 | マイケル・フィリップス | C/PF | 新加入アジア特別枠 |
| 23 | デメトレ・リバース | SF | 新加入外国籍イタリアから |
| 32 | アンジェロ・カロイアロ | SF/PF | 継続外国籍 |
| 39 | ホール百音アレックス | SF | 継続 |
この戦力分析は開幕前に書いたものです。2026年10月10日終了時点の京都ハンナリーズは5勝1敗で、B.LEAGUE公式順位表では西地区4位。ホーム5試合の平均入場者数は4,056人です。
北から順にお届けしているB.PREMIERクラブ紹介。第19回は京都ハンナリーズです。
ホームはにっしんでんきアリーナ京都。2026-27シーズンはB.PREMIER西地区を戦います。
昨季は20勝40敗。
平均得点は74.7。
この数字を見ると、今季の京都がなぜ岸本隆一選手を獲得したのかが分かりやすくなります。
得点だけではありません。
試合を落ち着かせること。
勝負どころで判断すること。
「勝つ文化」を持ち込むこと。
京都が求めたのは、そこまで含めたポイントガードでした。
20勝40敗。まず変えたいのは攻撃
2025-26シーズンは20勝40敗。
総得点4479、総失点4874。得失点差は-395でした。
1試合平均では74.7得点、81.2失点。
守備にも課題はあります。
ただ、平均75点を下回る攻撃では、接戦を取り切るのは簡単ではありません。
昨季の京都は、相手をある程度抑えた試合でも、自分たちの得点が伸びずに落とすことがありました。
だから今オフの補強で最も注目されるのは、やはり岸本隆一選手です。
岸本隆一、プロキャリア初の移籍
岸本選手は2013年から2026年まで琉球ゴールデンキングス一筋。
Bリーグ開幕前から琉球の中心にいて、優勝もファイナルも、苦しい時期も知っています。
その選手が、プロキャリアで初めてクラブを変えました。
京都側も新体制発表で「Bリーグの歴史上でもトップクラスのインパクトある移籍」と表現しています。
大げさではないと思います。
176cmのポイントガード一人を取ったという話ではありません。
琉球で長く積み上げてきた勝負どころの判断、練習の基準、ロッカールームでの振る舞いまで含めて京都へ持ち込む補強です。
クラブは岸本選手に「勝つ文化を根付かせる存在」として期待しています。
水野が戻り、ウイングとインサイドも補強
新加入は岸本選手だけではありません。
水野幹太選手が川崎から復帰。
西部秀馬選手はB.LEAGUE DRAFT 2026の2巡目全体7位。
マイケル・フィリップス選手、デメトレ・リバース選手も加わりました。
一方、チャールズ・ジャクソン選手、アンジェロ・カロイアロ選手、前田悟選手、川嶋勇人選手らは残留。
HCは伊佐勉氏が続投します。
昨季からすべてを作り直すわけではありません。
伊佐HCの2年目に、ゲームをコントロールできる岸本選手と水野選手を足した。
ここが大きいと思います。
岸本と伊佐HCは「初対面」ではない
岸本隆一選手の移籍は、今オフのBリーグでも象徴的なニュースでした。琉球一筋でプロキャリアを重ね、クラブの顔として優勝やファイナルを経験してきた選手が、初めて別のユニフォームを着ます。
ただし、京都での環境がすべて初めてというわけではありません。伊佐勉HCは過去に琉球を率いており、岸本選手を指導した経験があります。お互いの考え方を知っている関係です。新しいPGがHCの要求を一から理解する必要がないことは、開幕時点の完成度にとって大きいでしょう。
昨季の京都は平均74.7得点。20勝40敗という結果以上に、得点の伸びない試合が多くありました。岸本選手の価値は、3ポイントやドライブだけではありません。攻撃が停滞したときに、どこから立て直すかを知っていることです。
水野幹太選手の復帰も重要です。2022-25シーズンに京都でプレーしており、川崎での1年を経て戻ってきました。西部秀馬選手も正式契約では新しい扱いですが、昨季すでに特別指定選手として京都のバスケットを経験しています。新戦力が多く見えても、クラブやHCとの接点を持つ選手が少なくありません。
マイケル・フィリップス選手、デメトレ・リバース選手でサイズと得点力も補いました。今季の京都は、ゼロから新しいオフェンスを作るより、既存の伊佐HCの考え方へ経験あるガードを入れて整理するチームです。
昨季74点台だった平均得点が80点に近づくだけでも、勝敗の景色は大きく変わります。岸本選手の加入を「スター移籍」で終わらせず、チーム全体の判断速度がどう変わるかを見たいところです。
新加入だけでなく、残したフロントコートも鍵
京都の話題は岸本選手へ集中しがちですが、ガード一人だけで平均得点を5点以上押し上げることは簡単ではありません。大切なのは、岸本選手が作ったズレをフィニッシュできる選手がいるかどうかです。
マイケル・フィリップス選手はインサイドで高さを出せる新戦力。デメトレ・リバース選手はウイングから得点を作れます。既存の前田悟選手、川嶋勇人選手らとどう組み合わせるかで、岸本選手に必要なスペースも変わります。
伊佐HCのバスケットは、PGだけがすべてを決めるものではありません。守備から走り、全員が素早く次のプレーを選ぶことが重要です。岸本選手の経験は、その判断を周囲へ伝える役割でも効いてきます。
20勝からの改善には、得点力だけでなく「悪い時間を短くすること」が必要です。6分間で2点しか取れないような停滞を、岸本選手や水野選手のゲーム管理で3分に縮められるか。そこが勝ち星へ直結します。
キャプテンは前田悟選手、バイスキャプテンは川嶋勇人選手。新加入の岸本選手へすべてを預けるのではなく、昨季からのリーダーが残っている点も重要です。移籍直後の選手が声を出しやすい環境を既存組が作れるか。岸本選手の経験を「外から来た正解」ではなく、京都全体の財産へ変えられるかがチーム作りのポイントになります。
京都にとって今季は、得点不足を一人のスターで解決するのではなく、判断できる選手を増やして全体の攻撃を底上げするシーズンです。
岸本選手の経験が周囲の判断まで速くすれば、数字は自然に動きます。
新しい京都の輪郭は、開幕から見えてくるはずです。
見どころ
見たいのは、岸本選手が何点取るかではありません。
京都の「悪い時間」をどれだけ短くできるかです。
昨季20勝だったチームは、40試合負けました。
そのすべてが戦力差で決まったわけではありません。
数分間オフェンスが止まる。
相手の流れになったときに一本が作れない。
ターンオーバーのあと、もう一度慌ててしまう。
そういう時間を減らすことが、勝ち星を増やす一番現実的な方法です。
岸本選手は、その役割を何度も琉球で担ってきました。
さらに水野選手、澁田怜音選手、渡辺竜之佑選手もいる。
ポイントガードの選択肢は増えました。
今季はクラブとして「Bリーグ制覇」という大きな夢を掲げ、その最初の目標としてプレーオフ進出を置いています。
20勝からそこへ行くには、かなり大きな変化が必要です。
開幕は9月25日(金)18時35分。
ホームで滋賀レイクスと対戦します。
いきなり関西ダービー。
新しい京都の最初のボールを、岸本選手がどう動かすのか。
昨季74.7だった平均得点がどこまで上がるのか。
まずはそこから見たいと思います。
今季を測る最初の基準
京都は、新加入選手の個性を既存の土台へどう組み込むかが見どころです。特に岸本隆一選手を含むバックコートが、試合終盤の判断と得点をどこまで安定させられるか。接戦を落としてきた試合をひとつずつ勝ちへ変えられれば、昨季とは違う景色が見えてきます。その変化が早く出るかにも注目です。
1点差2勝を含む5勝1敗。開幕前に挙げた接戦が最初に勝ち側へ出た
開幕前に当サイトが見たいと書いたのは、岸本隆一選手が何点取るかではなく、京都の「悪い時間」をどれだけ短くできるか、接戦を落としてきた試合をひとつずつ勝ちへ変えられるかでした。2026年10月10日終了時点で京都は西地区4位の5勝1敗。総得点501、総失点466、得失点差は+35です。
勝った5試合のうち3試合が4点差以内です。9月25日の滋賀戦が95-94、10月7日の富山戦が81-77、10月9日の横浜BC戦が74-73。10月3日の長崎戦は84-76、4日は90-65でした。なお9月27日の滋賀戦のあとは4連勝で、連続記録はW4。唯一の黒星となったその滋賀戦は77-81で、開幕前に当サイトが書いた「相手をある程度抑えた試合でも自分たちの得点が伸びずに落とす」形が出た一戦でもあります。
ホームは4勝1敗、アウェイは1勝0敗で、ホーム5試合の平均入場者数は4,056人でした。ただ6試合の段階であり、1点差のゲームは今後どちらへも振れます。当サイトとしては、開幕前に置いた論点が最初の6試合では勝ち側に出たところまでを確認しておきます。
選手情報はB.LEAGUE公式サイトおよび京都ハンナリーズ公式サイトの発表をもとに作成。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。
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