クラブ紹介 vol.25 B.PREMIER・北から順に

長崎ヴェルカ

2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。

2026-27シーズン ロースター
#選手名POSメモ
1松本健児リオンSG継続
7ジャレル・ブラントリーPF継続
9森川正明SF継続
10永野威旺PG/SG期限付き移籍から復帰
11熊谷航PG継続
12大友隆太郎SG継続
13星川堅信SF継続
14髙比良寛治SG新加入秋田から
15プラット聖也PG/SGユース育成枠
18馬場雄大SG/SF継続
20リーヴァイ・ランドルフSG/SF新加入
25アキル・ミッチェルC/PF継続
32田中流嘉州SF/PF新加入
77土屋アリスター時生PF新加入秋田から
戦力分析

北から順にお届けしているB.PREMIERクラブ紹介。第25回は長崎ヴェルカです。

ホームアリーナはハピネスアリーナ。2026-27シーズンはB.PREMIER西地区に所属します。

昨季47勝13敗。

西地区1位。

そしてB1初優勝。

普通なら「王者がどこまで連覇できるか」という記事になります。

でも長崎は、優勝した直後にヘッドコーチを替えました。

しかも、ベストファイブとベスト6thマンを同時受賞したスタンリー・ジョンソン選手も退団。

王者なのに、同じチームではありません。

47勝13敗、+690。そして初優勝

2025-26シーズンは47勝13敗。

総得点5472、総失点4782。得失点差は+690でした。

平均91.2得点、79.7失点。

攻撃力はリーグでも突出していました。

チャンピオンシップでも勝ち上がり、ファイナルでは琉球ゴールデンキングスと対戦。

GAME1を69-71で落としたあと、GAME2を66-60、GAME3を72-64で連勝。

クラブ初のB1優勝をつかみました。

長崎にとって、これ以上ないシーズンです。

だからこそ、その直後の変化が目立ちます。

優勝HCからディーン・ヴィッカーマンHCへ

新ヘッドコーチはディーン・ヴィッカーマン氏。

オーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッドを長く率い、代表スタッフも経験してきた指揮官です。

前任のモーディ・マオールHCは長崎に初優勝をもたらしました。

ヴィッカーマンHC自身も就任時、その功績へ敬意を表したうえで「継続的な成功」と「さらなるチャンピオンシップ獲得」が自分の使命だと語っています。

つまり、今季の基準は最初から高い。

優勝したバスケットを引き継ぐだけでは足りません。

新しいHCが、自分の考え方を入れながら王者の強さを維持しなければならない。

かなり難しい仕事です。

スタンリー・ジョンソン退団。その得点をどう埋めるか

選手も変わりました。

昨季の中心だったスタンリー・ジョンソン選手は群馬へ移籍。

一方で、ジャレル・ブラントリー選手、アキル・ミッチェル選手、馬場雄大選手、熊谷航選手らは残留しています。

新加入ではリーヴァイ・ランドルフ選手が目立ちます。

198cmのウイングで、欧州の高いレベルでプレーしてきました。

髙比良寛治選手は秋田から加入。

永野威旺選手は期限付き移籍から復帰。

田中流嘉州選手、土屋アリスター時生選手も加わっています。

プラット聖也選手はユース育成の流れからトップチームへ入る若手です。

昨季の91.2得点を、そのまま同じ方法で再現することは難しいでしょう。

だからこそ、今季の長崎は「誰がジョンソン選手の代わりに20点取るか」という見方だけでは足りません。

得点の作り方そのものが変わる可能性があります。

「MORE VELCA, STILL VELCA.」

今季のスローガンは「MORE VELCA, STILL VELCA.」。

もっと速く、もっと強く、さらに進化する「MORE」。

一方で、挑戦者の姿勢、自ら考え行動する「HAS IT!」の哲学、長崎とともに戦う姿勢は変えない「STILL」。

優勝後のクラブにはよく似合う言葉です。

結果を出したから変えない、ではない。

優勝したからこそ、変えるものと残すものを整理する。

HC交代まで含めて考えると、今季の長崎をそのまま表しています。

見どころ

一番見たいのは、王者が「追われる側」になったときのバスケットです。

昨季は47勝。

各クラブは当然、長崎を研究してきます。

しかも今季はHCが変わり、主要得点源も一人抜けました。

序盤から昨季と同じ完成度を求めるのは簡単ではありません。

それでも、王者である以上は結果を求められる。

ブラントリー選手、馬場選手、ミッチェル選手ら残った主力が、新しいHCのもとでどれだけ早く基準を作れるか。

ランドルフ選手がどこまでフィットするか。

そしてB.PREMIERのオンザコートルールをどう使うのか。

開幕は9月23日(水)19時05分。

ハピネスアリーナで島根スサノオマジックを迎えます。

B.PREMIER OPENING SELECTIONの一戦です。

昨季王者が、新しいリーグの最初のホームゲームを任された。

「連覇できるか」だけではありません。

優勝したチームが、優勝した直後にどこまで変われるか。

長崎の今季は、その難しい挑戦を見るシーズンです。

選手情報はB.LEAGUE公式サイトおよび長崎ヴェルカ公式サイトの発表をもとに作成。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。