信州ブレイブウォリアーズ
2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。
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| # | 選手名 | POS | メモ |
|---|---|---|---|
| 00 | キーボン・ハリス | SG | 新加入外国籍中国CBAから |
| 3 | エリエット・ドンリー | SF/PF | 継続 |
| 5 | 土家大輝 | PG | 継続 |
| 6 | 古川孝敏 | SG/SF | 新加入京都から |
| 11 | 小栗瑛哉 | PG | 継続 |
| 13 | マーカス・リー | C/PF | 新加入外国籍 |
| 14 | 星野京介 | SG | 新加入北海道から |
| 15 | 河田チリジ | C | 新加入帰化選手三遠から |
| 22 | トビンマーカス海舟 | PF | 新加入福井から |
| 24 | マイク・ダウム | C/PF | 継続外国籍 |
| 27 | 東海林奨 | SF | 継続 |
| 44 | 加藤ダニエル | C/PF | 新加入千葉Jから |
この戦力分析は開幕前に書いたものです。2026年10月10日終了時点の信州ブレイブウォリアーズは2勝4敗で、B.LEAGUE公式順位表では西地区10位。ホーム3試合の平均入場者数は4,178人です。
北から順にお届けしているB.PREMIERクラブ紹介。第14回は信州ブレイブウォリアーズです。ここから西地区に入ります。
ホームアリーナは長野市のホワイトリング。2026-27シーズンはB.PREMIER西地区を戦います。
昨季の信州は46勝14敗。
得失点差は+679。
レギュラーシーズンだけを見れば、文句のない強さでした。
それでも、最後はB2プレーオフ4位。
今季の信州を考えるとき、この落差は避けて通れません。
46勝14敗、+679。それでも最後は4位だった
2025-26シーズンは46勝14敗。
B2東地区1位。
総得点4981、総失点4302。得失点差は+679でした。
1試合平均にすると約83.0得点、71.7失点。
長いレギュラーシーズンでは、攻守ともに高い水準を維持しました。
しかしプレーオフでは、セミファイナルで福島ファイヤーボンズに1勝2敗。
さらに3位決定戦では横浜エクセレンスに2連敗。
最後の4試合を勝ち切れず、4位でシーズンを終えました。
B.PREMIER参入は昇降格で決まるものではありません。
だから順位そのものが新リーグへの資格に影響したわけではない。
それでも、勝たなければいけない短期決戦で結果を残せなかった事実は、今季のチーム作りに重く残っているはずです。
5人を残し、7人を加えた
今季の信州は大きく動きました。
継続はエリエット・ドンリー選手、土家大輝選手、小栗瑛哉選手、マイク・ダウム選手、東海林奨選手。
そこへ7人が加わりました。
キーボン・ハリス選手。
古川孝敏選手。
マーカス・リー選手。
星野京介選手。
河田チリジ選手。
トビンマーカス海舟選手。
加藤ダニエル選手。
半分以上が新しい選手です。
昨季46勝したチームを、そのまま持ち上げる選択ではありませんでした。
サイズと経験値を一気に増やした
新加入を見ると、補強の方向が分かります。
マーカス・リー選手は211cm。
河田チリジ選手は208cm。
加藤ダニエル選手も205cm。
B.PREMIERでは外国籍選手を同時に複数起用できるため、これまで以上にサイズとフィジカルへの対応が求められます。
そこへ、B1で長く戦ってきた古川孝敏選手を加えました。
古川選手は日本代表経験もあり、宇都宮、琉球、秋田、京都などでプレーしてきたベテランです。
河田選手も国内トップカテゴリーでの経験が長い。
昨季のB2で勝つためのロスターから、B.PREMIERで相手のサイズと経験に対抗するロスターへ。
その意図はかなり分かりやすいと思います。
8シーズンの勝久体制に区切り。フラベルHCの1年目
今季の信州は、選手だけでなくヘッドコーチも変わりました。
2018-19シーズンから8シーズンにわたってチームを率いた勝久マイケルHCが、2025-26シーズンをもって契約満了。
勝久HCの8年間で、信州は2018-19シーズンにB2中地区優勝とB2優勝、2019-20シーズンにはB2中地区優勝とB1昇格を達成しました。B1で戦った時間も、B2へ戻ってから再び上を目指した時間も、その中心にいた指揮官です。
そして最後のシーズンとなった2025-26シーズンも46勝14敗でB2東地区優勝。
レギュラーシーズンでは圧倒的な数字を残しました。
その8年に区切りをつけ、B.PREMIER初年度からチームを託されたのがジャッド・フラベルHCです。
フラベルHCはニュージーランド出身。オーストラリアNBLのニュージーランド・ブレイカーズで長くアシスタントコーチを務め、4度のリーグ優勝を経験しました。ニュージーランドNBLでは複数クラブを優勝へ導き、2024年にはカンタベリー・ラムズでリーグ連覇と最優秀コーチ賞を獲得。現在はニュージーランド男子代表のHCも務めています。
つまり今季の信州は、「昨季46勝したチームの継続」ではありません。
HCが変わり、ロスターも7人が入れ替わった。
チームの骨格そのものを組み直す1年目です。
リー選手、ダウム選手、ハリス選手をどう並べるのか。
河田選手や加藤選手をどこで使うのか。
古川選手のシュートと経験をどう生かすのか。
そして、勝久体制で築かれてきた守備やハードワークの文化を、フラベルHCがどこまで受け継ぎ、どこを変えるのか。
ここは今季の信州を見るうえで、かなり大きなポイントです。
46勝したのに、HCもロスターも変えた
信州の今オフを特徴づけるのは、昨季が失敗だったから変えたわけではないことです。46勝14敗、得失点差+679。レギュラーシーズンの数字だけなら圧倒的でした。
それでもB2プレーオフでは4位。昇格・優勝という形でシーズンを締めることはできませんでした。そしてB.PREMIERへ入るタイミングで、2018-19シーズンから8年間チームを率いた勝久マイケルHCが退任。ジャッド・フラベルHCが新たに就任しました。
勝久HCの8年間には、B2優勝、B1昇格、B1での挑戦、B2での再構築、そして昨季の東地区優勝までが含まれます。現在の信州のバスケット文化を作った指揮官の交代です。これは単なるHC変更ではありません。
フラベルHCはニュージーランド・ブレイカーズで長くACを務め、NBL優勝を複数回経験。育成部門でも多くのプロ選手、代表選手を送り出してきました。ニュージーランド代表HCとしての経験もあり、選手育成と国際経験を兼ね備えています。
ロスターも5人を残して7人を加えました。つまり「46勝の完成度をそのままB.PREMIERへ持ち込む」のではなく、カテゴリーが変わる前提でチームの設計自体を更新したことになります。
昨季の成功体験は財産です。ただし、勝久体制のやり方をそのまま再現するのがフラベルHCの仕事ではありません。何を残し、何を変えるのか。その線引きが今季の信州で一番興味深いところです。
見どころ
一番見たいのは、「昨季の46勝をどこまで持ち込めるか」ではありません。
むしろ逆です。
昨季の成功体験を、どこまで捨てられるか。
B2では得失点差+679。
相手を上回る時間が圧倒的に長かった。
でもB.PREMIERでは、宇都宮、琉球、長崎、千葉J、A東京といったトップクラブと同じカテゴリーになります。
毎試合、自分たちが主導権を握れるわけではありません。
苦しい時間に耐える。
接戦を一本で取る。
相手の外国籍ラインナップに対してサイズ負けしない。
昨季プレーオフで残った宿題と、新カテゴリーで必要になるものがちょうど重なっています。
開幕は9月26日(土)。
ホワイトリングに富山グラウジーズを迎えます。
翌27日も同カードです。
B2で46勝したチームが、8シーズン続いたHC体制を変え、さらに7人を入れ替えてB.PREMIERへ入る。
今季の信州は「昨季強かったチームの続き」ではありません。
勝ったチームを、そのまま持ち上げるのではなく、指揮官から大きく作り直したチームです。
その変化が正しかったかどうかは、かなり早い段階から見えてくると思います。
今季を測る最初の基準
信州は、勝久体制で積み上げた基準を残しながら、フラベルHCのバスケットへどこまで早く移行できるかが鍵です。昨季の46勝をそのまま再現するのではなく、B.PREMIERで勝つための形へ置き換えられるか。開幕数節は、その変化の速度を見る期間になります。
得失点差-3で2勝4敗。長崎戦3点差、三遠戦2点差を落とした6試合
開幕前に当サイトが課題として並べたのは、苦しい時間に耐えること、接戦を一本で取ること、相手の外国籍ラインナップにサイズ負けしないことでした。2026年10月10日終了時点の順位は西地区10位、2勝4敗。総得点503、総失点506で、得失点差は-3です。6試合を通した得点と失点はほぼ互角で、それでも勝敗は2勝4敗という形になっています。
内訳を見ると、10月8日の長崎戦が71-74、10月10日の三遠戦が81-83。3点差と2点差を続けて落としました。勝った2試合は9月27日の富山戦の99-81と、10月4日の横浜BC戦の89-84です。点差のつく試合では勝ち、終盤までもつれた試合では取り切れていない。開幕前に挙げた「接戦を一本で取る」という項目が、そのまま星の差になって出ている6試合に見えます。
ジャッド・フラベルHCへの交代とロスター7人入れ替えについて、当サイトは「その変化が正しかったかどうかは、かなり早い段階から見えてくる」と書きました。6試合ではまだ判断できる段階になく、この見通しは性急でした。ホームは1勝2敗、ホーム平均入場者数はホーム3試合で4,178人。ホワイトリングでの勝ち星も、現時点では開幕2戦目の富山戦の1勝だけです。
選手情報はB.LEAGUE公式サイトおよび信州ブレイブウォリアーズ公式サイトの発表をもとに作成。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。
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