クラブ紹介 vol.14 B.PREMIER・北から順に

信州ブレイブウォリアーズ

2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。

2026-27シーズン ロースター
#選手名POSメモ
00キーボン・ハリスSG新加入中国CBAから
3エリエット・ドンリーSF/PF継続
5土家大輝PG継続
6古川孝敏SG/SF新加入京都から
11小栗瑛哉PG継続
13マーカス・リーC/PF新加入
14星野京介SG新加入北海道から
15河田チリジC新加入三遠から
22トビンマーカス海舟PF新加入福井から
24マイク・ダウムC/PF継続
27東海林奨SF継続
44加藤ダニエルC/PF新加入千葉Jから
戦力分析

北から順にお届けしているB.PREMIERクラブ紹介。第14回は信州ブレイブウォリアーズです。ここから西地区に入ります。

ホームアリーナは長野市のホワイトリング。2026-27シーズンはB.PREMIER西地区を戦います。

昨季の信州は46勝14敗。

得失点差は+679。

レギュラーシーズンだけを見れば、文句のない強さでした。

それでも、最後はB2プレーオフ4位。

今季の信州を考えるとき、この落差は避けて通れません。

46勝14敗、+679。それでも最後は4位だった

2025-26シーズンは46勝14敗。

B2東地区1位。

総得点4981、総失点4302。得失点差は+679でした。

1試合平均にすると約83.0得点、71.7失点。

長いレギュラーシーズンでは、攻守ともに高い水準を維持しました。

しかしプレーオフでは、セミファイナルで福島ファイヤーボンズに1勝2敗。

さらに3位決定戦では横浜エクセレンスに2連敗。

最後の4試合を勝ち切れず、4位でシーズンを終えました。

B.PREMIER参入は昇降格で決まるものではありません。

だから順位そのものが新リーグへの資格に影響したわけではない。

それでも、勝たなければいけない短期決戦で結果を残せなかった事実は、今季のチーム作りに重く残っているはずです。

5人を残し、7人を加えた

今季の信州は大きく動きました。

継続はエリエット・ドンリー選手、土家大輝選手、小栗瑛哉選手、マイク・ダウム選手、東海林奨選手。

そこへ7人が加わりました。

キーボン・ハリス選手。

古川孝敏選手。

マーカス・リー選手。

星野京介選手。

河田チリジ選手。

トビンマーカス海舟選手。

加藤ダニエル選手。

半分以上が新しい選手です。

昨季46勝したチームを、そのまま持ち上げる選択ではありませんでした。

サイズと経験値を一気に増やした

新加入を見ると、補強の方向が分かります。

マーカス・リー選手は211cm。

河田チリジ選手は208cm。

加藤ダニエル選手も205cm。

B.PREMIERでは外国籍選手を同時に複数起用できるため、これまで以上にサイズとフィジカルへの対応が求められます。

そこへ、B1で長く戦ってきた古川孝敏選手を加えました。

古川選手は日本代表経験もあり、宇都宮、琉球、秋田、京都などでプレーしてきたベテランです。

河田選手も国内トップカテゴリーでの経験が長い。

昨季のB2で勝つためのロスターから、B.PREMIERで相手のサイズと経験に対抗するロスターへ。

その意図はかなり分かりやすいと思います。

8シーズンの勝久体制に区切り。フラベルHCの1年目

今季の信州は、選手だけでなくヘッドコーチも変わりました。

2018-19シーズンから8シーズンにわたってチームを率いた勝久マイケルHCが、2025-26シーズンをもって契約満了。

勝久HCの8年間で、信州は2018-19シーズンにB2中地区優勝とB2優勝、2019-20シーズンにはB2中地区優勝とB1昇格を達成しました。B1で戦った時間も、B2へ戻ってから再び上を目指した時間も、その中心にいた指揮官です。

そして最後のシーズンとなった2025-26シーズンも46勝14敗でB2東地区優勝。

レギュラーシーズンでは圧倒的な数字を残しました。

その8年に区切りをつけ、B.PREMIER初年度からチームを託されたのがジャッド・フラベルHCです。

フラベルHCはニュージーランド出身。オーストラリアNBLのニュージーランド・ブレイカーズで長くアシスタントコーチを務め、4度のリーグ優勝を経験しました。ニュージーランドNBLでは複数クラブを優勝へ導き、2024年にはカンタベリー・ラムズでリーグ連覇と最優秀コーチ賞を獲得。現在はニュージーランド男子代表のHCも務めています。

つまり今季の信州は、「昨季46勝したチームの継続」ではありません。

HCが変わり、ロスターも7人が入れ替わった。

チームの骨格そのものを組み直す1年目です。

リー選手、ダウム選手、ハリス選手をどう並べるのか。

河田選手や加藤選手をどこで使うのか。

古川選手のシュートと経験をどう生かすのか。

そして、勝久体制で築かれてきた守備やハードワークの文化を、フラベルHCがどこまで受け継ぎ、どこを変えるのか。

ここは今季の信州を見るうえで、かなり大きなポイントです。

見どころ

一番見たいのは、「昨季の46勝をどこまで持ち込めるか」ではありません。

むしろ逆です。

昨季の成功体験を、どこまで捨てられるか。

B2では得失点差+679。

相手を上回る時間が圧倒的に長かった。

でもB.PREMIERでは、宇都宮、琉球、長崎、千葉J、A東京といったトップクラブと同じカテゴリーになります。

毎試合、自分たちが主導権を握れるわけではありません。

苦しい時間に耐える。

接戦を一本で取る。

相手の外国籍ラインナップに対してサイズ負けしない。

昨季プレーオフで残った宿題と、新カテゴリーで必要になるものがちょうど重なっています。

開幕は9月26日(土)。

ホワイトリングに富山グラウジーズを迎えます。

翌27日も同カードです。

B2で46勝したチームが、8シーズン続いたHC体制を変え、さらに7人を入れ替えてB.PREMIERへ入る。

今季の信州は「昨季強かったチームの続き」ではありません。

勝ったチームを、そのまま持ち上げるのではなく、指揮官から大きく作り直したチームです。

その変化が正しかったかどうかは、かなり早い段階から見えてくると思います。

選手情報はB.LEAGUE公式サイトおよび信州ブレイブウォリアーズ公式サイトの発表をもとに作成。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。