岩手ビッグブルズ
2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。
| # | 選手名 | POS | メモ |
|---|---|---|---|
| 0 | 関屋心 | G | 残留 |
| 1 | 後藤翔平 | G | 残留 |
| 2 | 石川晴道 | G | 残留 |
| 3 | 中村ジャズ | G/F | 新加入2024-25は長崎 |
| 4 | ノア・ガーリー | F | 残留外国籍 |
| 8 | 山崎凜 | G | 残留 |
| 12 | 久岡賢太郎 | PG | 新加入 |
| 16 | アルナルド・トロ | C/PF | 新加入外国籍 |
| 18 | 佐伯崚介 | G | 残留 |
| 22 | 門馬圭二郎 | SG/SF | 残留 |
| 24 | ジェイコブ・ポラコヴィッチ | C | 新加入外国籍湘南から |
| 30 | 平良宗龍 | G | 残留 |
| 32 | 臼井弘樹 | F | 残留 |
登録13人のうち新加入は4人、外国籍3人。「残留」「新加入」は、B.LEAGUE公式サイトの「クラブ所属履歴」に載る2025-26シーズンの登録クラブと照合して分類しています(シーズン途中に加入した選手は「残留」と表示されます)。バッジはリーグ登録国籍にもとづき、日本以外の国籍を「外国籍」、B.LEAGUEが定めるアジア特別枠の14の国と地域の国籍を「アジア特別枠」、公式に帰化選手と発表されている選手を「帰化選手」としています。
B.ONE25クラブを北からたどるクラブ紹介、第2回は岩手ビッグブルズ。新カテゴリー初年度は北地区に所属します。
16勝のチームが選んだのは、大改造ではなく「40分間戦える強度」の積み上げだった
2025-26シーズンはB2で16勝44敗。勝率は3割に届かず、上位との力の差を感じる一年になった。
B.ONE初年度の難しさは、昨季の順位表が一枚ではないことです。B1で負け越したクラブと、B3で大きく勝ち越したクラブのどちらが強いのか。答えは開幕してみなければ分かりません。だからこそ、各クラブの編成意図と継続性が例年以上に重要になります。
北地区は、昨季B2で42勝しファイナルまで進んだ福島と、B1を戦った越谷が二つの基準になる。その下に、青森、岩手、山形という昨季20勝未満のB2組が並ぶ。カテゴリーは同じになったが、スタート地点は同じではない。60試合を通じて、この差がどこまで縮まるかが地区全体の見どころになる。
今オフの編成――「何を変え、何を残したか」
ヘッドコーチは吉永大器。吉永大器HCを継続し、後藤翔平、石川晴道、門馬圭二郎ら既存戦力を残したうえで、中村ジャズ、平良宗龍、アルナルド・トロを加えた。特にトロは代表経験も持つインサイドで、リバウンドとフィジカルの基準を引き上げる存在になる。
新加入選手の名前を並べるだけでは、今オフの狙いは見えません。大切なのは、昨季の弱点に対して誰を加え、昨季うまくいった部分を誰に託したのかです。B.ONEは相手の出身カテゴリーが週ごとに変わるため、特定のタイプだけに強い編成では60試合を乗り切れません。
コート上で変わるべきところ
クラブが掲げるのは、40分間、攻守でアグレッシブに戦うこと。昨季のように相手のランを止められず、そのまま試合が決まる展開を減らすには、守備から走る回数を増やし、ガード陣がボールを止めずに前へ運ぶ必要がある。
新シーズン序盤は、完成度の高いクラブほど有利です。逆に大きく入れ替えたチームは、個々の能力が高くても、守備のローテーションや終盤の約束事で時間が必要になる。岩手ビッグブルズがどちらのタイプなのか、その答えは最初の数節でかなり見えてくるはずです。
60試合をどう勝つか
B.ONEは一度の大勝で評価が決まるリーグではありません。2連戦の初戦で対策され、翌日に修正してもう一度戦う。遠征が続く中でコンディションを整え、主力が不調でも別の選手で勝つ。そうした「普通の強さ」を何回再現できるかが、最終順位を作ります。
北地区には福島と越谷という明確な基準があり、青森・山形との直接対決では取りこぼしを減らしたい。岩手にとっては、上位を一度倒すことより、同じ力量帯の相手に連敗しないことの方が順位へ直結する。B.ONE初年度は、その地味だが重要な勝ち方が問われる。
ロスターから見える勝ち筋
岩手ビッグブルズは、スターター5人だけを見て評価するより、組み合わせの幅を見た方が面白いチームです。サイズを優先する時間もあれば、ガードを増やしてテンポを上げたい時間もある。B.ONEは昨季まで所属カテゴリーの違ったクラブが混ざるため、毎節まったく違うタイプと対戦します。自分たちの型を押しつける強さと、相手に合わせて形を変える柔らかさ。その両方が必要です。
長いシーズンでは、ベストメンバーだけで60試合を終えることはできません。主力がベンチにいる数分を耐えるのではなく、その時間に流れを取り返せるか。ローテーションの8番目、9番目の選手がどれだけ意味のある時間を作れるかは、春になったときの順位にかなり効いてきます。
B.ONE初年度だからこそ問われる対応力
新カテゴリーで厄介なのは、同じ「1勝」でも試合の質が毎週変わることです。走る相手と80ポゼッション近く戦った次の節に、ハーフコートでじっくり攻める相手が来ることもある。そこで前週の成功をそのまま持ち込むだけでは対応できません。相手の特徴を消しながら、自分たちの強みだけは失わない。その調整力がスタッフにも選手にも求められます。
また、初年度は各クラブとも相手のデータが十分ではありません。シーズンが進むほど対策は細かくなり、得意なセットは封じられていく。岩手ビッグブルズが11月、1月、3月と少しずつ違う勝ち方を身につけられるか。そこにチームとしての成長が表れます。
序盤10試合で作りたい基準
新リーグの最初の1カ月は、順位以上にチーム内の確信を作る期間になります。勝ち方が一度見つかれば、選手の役割は自然に整理される。逆に惜敗が続けば、必要以上にローテーションを動かしたくなる。岩手ビッグブルズは結果を追いながらも、何を積み上げるのかをぶらさずに進めたいところです。
昨季の勝敗だけでは測れない
B.ONEでは、昨季まで違う物差しで評価されていたクラブが同じ順位表に並びます。岩手ビッグブルズの勝敗も、数字だけを切り取れば簡単ですが、本当に知りたいのは「どんな相手に、どんな内容でその数字になったのか」です。上のカテゴリーで負けながら身につけた強度が今季は武器になるクラブもあれば、下のカテゴリーで勝ち続けた完成度がそのまま通用するクラブもある。開幕後は勝敗と同時に、リバウンド、ターンオーバー、終盤5分の得失点を追うと、このチームの本当の位置が見えやすくなります。
見どころ
岩手を見るとき、派手な得点王候補を探すより、毎試合8人、9人が同じテンションでコートに立てるかを見たい。長いシーズンでは、一人の爆発よりもローテーション全体の底上げが効く。昨季16勝という数字を30勝近くまで押し上げるには、接戦を取り切る回数を増やすしかない。
ここで見たいのは、補強選手が何点取るかだけではありません。昨季なら崩れていた時間帯で失点を止められるか、終盤に誰がボールを持つのか、ベンチから出た選手が強度を落とさないか。シーズンを通じて見ると、そうした細部の方が勝ち数へ直結します。
B.ONEという名前は新しくても、勝つために必要なものは変わりません。守る、走る、リバウンドを取る、終盤で正しい判断をする。岩手ビッグブルズがその基本をどこまで高い水準で続けられるかが、順位を決めます。
もう一つの視点
今季はカテゴリー再編の初年度で、過去の「昇格」「降格」という言葉だけでは説明しきれないシーズンです。昨季の所属が違うクラブ同士が同じ順位表へ入り、対戦経験の少ない相手とも繰り返し戦います。そのため、スカウティングされた後にどう修正するか、シーズン途中でローテーションをどう変えるかも重要になります。岩手ビッグブルズにとっても、開幕時点の完成形を守り続けるのではなく、60試合の中でチームを更新していけるかが問われます。
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## 2026-27シーズン ロスター
| # | 選手名 | POS |
|---:|---|---|
| 0 | 関屋心 | G |
| 1 | 後藤翔平 | G |
| 2 | 石川晴道 | G |
| 3 | 中村ジャズ | G/F |
| 4 | ノア・ガーリー | F |
| 8 | 山崎凜 | G |
| 12 | 久岡賢太郎 | PG |
| 16 | アルナルド・トロ | C/PF |
| 18 | 佐伯崚介 | G |
| 22 | 門馬圭二郎 | SG/SF |
| 24 | ジェイコブ・ポラコヴィッチ | C |
| 30 | 平良宗龍 | G |
| 32 | 臼井弘樹 | F |
※ロスターは2026年9月22日〜23日時点のBリーグ/各クラブ公式発表を基準に整理しています。開幕直前の登録変更、インジュアリーリスト等により変更となる場合があります。
選手情報・登録国籍・クラブ所属履歴はB.LEAGUE公式サイトおよび各クラブ公式サイトの発表をもとに作成。勝敗は2025-26シーズンの順位表(B.LEAGUE公式)の数値です。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。ロースターは登録変更・インジュアリーリスト等により変動するため、最新の情報は各クラブ公式サイトをご確認ください。
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