B.PREMIER 開幕2試合 出場時間の内訳 2026-27
集計時点: 2026年9月27日(開幕2試合終了時点) / 最終更新: 2026-09-28 14:33
B.PREMIERの開幕2試合が終わりました。順位表はもう出ていますが、それだけでは「どのクラブが、どういう顔ぶれでコートに立っていたのか」は分かりません。そこで、この2試合に出場した26クラブ291人の出場時間を1人ずつ数え、外国籍・帰化アジア枠・日本人の3つに分けて集計しました。勝った試合と負けた試合に分けた内訳も取っています。数字は2026年9月27日、2試合終了時点のものです。
291人のうち外国籍は75人。その75人が出場時間の39.9%を持っている
まず全体です。2試合で1クラブに配られる出場時間は、40分×5人×2試合=400分。26クラブぶんで10,400分です。これを3つの区分で割りました。
| 区分 | 人数 | 出場時間 | シェア |
|---|---|---|---|
| 外国籍 | 75人 | 4,152分 | 39.9% |
| 帰化・アジア枠 | 24人 | 920分 | 8.8% |
| 日本人 | 192人 | 5,327分 | 51.2% |
出場した291人のうち、外国籍は75人。人数では25.8%にすぎません。その75人が、出場時間では39.9%を占めています。
1人あたりに直すと差はもっとはっきりします。
| 区分 | 1試合平均 | 中央値 | 最長 |
|---|---|---|---|
| 外国籍 | 27:55 | 29:11 | 36:17 |
| 帰化・アジア枠 | 19:31 | 19:20 | 32:52 |
| 日本人 | 14:10 | 14:25 | 33:14 |
外国籍の1試合平均27:55に対して、日本人は14:10。ほぼ2倍の開きがあります。帰化・アジア枠はその中間です。
1試合25分以上の83人。うち59人が外国籍だった
平均の話だけだと、日本人選手のほうが人数が多いぶん薄まって見えます。そこで「主力と呼べる出場時間」で線を引いてみます。1試合平均25分以上でした。
| 区分 | 人数 | 83人に占める割合 |
|---|---|---|
| 外国籍 | 59人 | 71.1% |
| 帰化・アジア枠 | 6人 | 7.2% |
| 日本人 | 18人 | 21.7% |
この2試合に出場した外国籍選手は、23クラブが3人、残る3クラブが2人。1クラブあたり2〜3人しかいません。それでも、25分以上プレーした83人のうち59人、71.1%が外国籍でした。日本人は18人です。
出場時間の上位10人を並べると、顔ぶれはこうなります。
| 選手 | クラブ | 区分 | 1試合平均 |
|---|---|---|---|
| ヨーリ・チャイルズ | 神戸 | 外国籍 | 36:17 |
| ジェイムズ・パルマージュニア | 大阪 | 外国籍 | 35:26 |
| ナシール・リトル | 佐賀 | 外国籍 | 35:06 |
| ファーダウス・アイマク | 神戸 | 外国籍 | 34:26 |
| ジェイデン・リディ | 川崎 | 外国籍 | 34:23 |
| デイビッド・ヌワバ | 琉球 | 外国籍 | 34:14 |
| デイミアン・ドットソン | 佐賀 | 外国籍 | 34:02 |
| ヴィック・ロー | 茨城 | 外国籍 | 33:28 |
| ゼイビア・スニード | 滋賀 | 外国籍 | 33:16 |
| 角田太輝 | 佐賀 | 日本人 | 33:14 |
日本人選手だけを取り出すと、上位はこうです。
| 選手 | クラブ | 1試合平均 |
|---|---|---|
| 角田太輝 | 佐賀 | 33:14 |
| 馬場雄大 | 長崎 | 31:25 |
| 渡邊雄太 | 千葉J | 30:27 |
| 岡田侑大 | 島根 | 30:26 |
| 寺園脩斗 | 神戸 | 30:11 |
| 富永啓生 | 北海道 | 29:38 |
| 西田優大 | 三河 | 27:59 |
| 阿部諒 | 佐賀 | 27:08 |
クラブ差は31.0ポイント。宇都宮18.2%と佐賀49.2%
リーグ全体の平均は、クラブごとの事情を平らにならした数字です。1クラブずつ見ると、同じB.PREMIERとは思えないくらい違います。外国籍のシェアが高い順に並べました。
| クラブ | 2試合 | 外国籍 | 帰化ア | 日本人 | 出場人数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 佐賀 | 0-2 | 49.2% | 6.8% | 44.0% | 12 |
| 滋賀 | 1-1 | 47.9% | 3.8% | 48.4% | 11 |
| A千葉 | 0-2 | 44.8% | 0.0% | 55.2% | 10 |
| 神戸 | 1-1 | 44.7% | 0.5% | 54.8% | 11 |
| 京都 | 1-1 | 44.7% | 5.0% | 50.4% | 12 |
| 広島 | 2-0 | 44.5% | 15.4% | 40.1% | 11 |
| 茨城 | 0-2 | 44.3% | 11.9% | 43.8% | 12 |
| 三遠 | 2-0 | 44.0% | 13.7% | 42.4% | 10 |
| 仙台 | 1-1 | 43.9% | 12.2% | 43.9% | 13 |
| 秋田 | 1-1 | 43.7% | 9.7% | 46.6% | 11 |
| A東京 | 1-1 | 43.4% | 12.5% | 44.1% | 10 |
| 琉球 | 1-1 | 42.9% | 6.0% | 51.0% | 9 |
| 信州 | 1-1 | 41.8% | 3.7% | 54.5% | 12 |
| 名古屋D | 2-0 | 41.5% | 8.3% | 50.2% | 13 |
| 三河 | 1-1 | 40.8% | 7.2% | 52.0% | 9 |
| 北海道 | 1-1 | 39.9% | 11.0% | 49.0% | 13 |
| 島根 | 2-0 | 39.9% | 9.3% | 50.7% | 10 |
| 大阪 | 1-1 | 39.7% | 9.5% | 50.9% | 11 |
| 群馬 | 2-0 | 39.6% | 10.3% | 50.1% | 12 |
| 横浜BC | 1-1 | 39.5% | 9.7% | 50.8% | 11 |
| 東京SR | 1-1 | 37.4% | 15.8% | 46.8% | 11 |
| 川崎 | 0-2 | 32.7% | 16.4% | 50.9% | 11 |
| 富山 | 1-1 | 30.4% | 13.1% | 56.5% | 11 |
| 千葉J | 1-1 | 30.4% | 4.7% | 64.9% | 10 |
| 長崎 | 0-2 | 28.2% | 0.0% | 71.8% | 13 |
| 宇都宮 | 1-1 | 18.2% | 13.6% | 68.2% | 12 |
最も高い佐賀が49.2%、最も低い宇都宮が18.2%。その差は31.0ポイントです。
顔ぶれの数はほとんど変わりません。出場した外国籍選手は23クラブが3人、残りが2人。帰化選手かアジア特別枠の選手が出場したのは24クラブで、いずれも1人ずつです。それでも実際にコートで使った時間は、これだけ割れました。
この表には、けがや登録の事情がそのまま出ています。出場人数が少ないクラブは、単に使える選手が少なかった可能性があります。「日本人が多い=日本人を重視している」と読むのは早すぎます。
勝ったクラブほど帰化・アジア枠が長い
次が本題です。2試合の勝敗でクラブを3つに分け、それぞれの出場時間シェアを出しました。
| 2試合の成績 | クラブ数 | 外国籍 | 帰化ア | 日本人 |
|---|---|---|---|---|
| 2勝0敗 | 5 | 41.9% | 11.4% | 46.7% |
| 1勝1敗 | 16 | 39.3% | 8.6% | 52.1% |
| 0勝2敗 | 5 | 39.8% | 7.0% | 53.1% |
外国籍はほぼ横並びです。41.9%、39.3%、39.8%。勝敗と関係がありません。
動いているのは帰化・アジア枠のほうでした。2連勝した5クラブが11.4%、1勝1敗の16クラブが8.6%、2連敗した5クラブが7.0%。きれいな階段になっています。
ここで話を終えれば、「勝つクラブは帰化選手・アジア枠を長く使っている」という結論になります。でも、それは早いです。
ところが同じクラブの勝った日と負けた日では、何も動いていない
上の表はクラブとクラブを比べたものです。比べているのは編成であって、采配ではありません。同じクラブが、勝った試合と負けた試合で使い分けているのかどうかは、別に確かめる必要があります。
1勝1敗だった16クラブなら、勝った試合と負けた試合が1つずつあります。同じ顔ぶれ・同じ相手で、勝った日と負けた日を直接比べられます。
| 区分 | 勝った試合 | 負けた試合 | 差 |
|---|---|---|---|
| 外国籍 | 40.2% | 38.5% | +1.8 |
| 帰化・アジア枠 | 8.6% | 8.6% | 0.0 |
| 日本人 | 51.2% | 52.9% | -1.7 |
帰化・アジア枠は、勝った試合も負けた試合も8.6%。差はありませんでした。外国籍と日本人も1.8ポイントずつ動いただけです。
つまり、ひとつ前の表で見えた階段は、クラブごとの編成と起用方針の差であって、「勝つために使い分けている」という話ではありません。帰化選手やアジア枠を長く使うクラブがたまたま勝っている、という順番で読むのが正確です。2試合しかないので、その「たまたま」がどれくらい効いているかも分かりません。
ただし、クラブ単位では動いた例もあります。外国籍のシェアが勝った試合と負けた試合でどれだけ違ったかを並べました。
| クラブ | 勝った試合 | 負けた試合 | 差 |
|---|---|---|---|
| 神戸 | 51.0% | 38.3% | +12.7 |
| 宇都宮 | 22.8% | 13.6% | +9.2 |
| 千葉J | 34.7% | 26.1% | +8.6 |
| 秋田 | 47.1% | 40.3% | +6.8 |
| 富山 | 33.4% | 27.5% | +6.0 |
| 滋賀 | 50.6% | 45.1% | +5.4 |
| 琉球 | 43.9% | 42.0% | +1.8 |
| 信州 | 42.5% | 41.2% | +1.3 |
| 横浜BC | 39.6% | 39.5% | +0.1 |
| 三河 | 40.8% | 40.7% | +0.1 |
| 大阪 | 39.6% | 39.8% | -0.3 |
| A東京 | 42.8% | 44.0% | -1.2 |
| 北海道 | 38.8% | 41.1% | -2.4 |
| 東京SR | 35.5% | 39.3% | -3.9 |
| 京都 | 41.2% | 48.1% | -7.0 |
| 仙台 | 39.2% | 48.6% | -9.3 |
神戸は勝った試合で外国籍が51.0%、負けた試合で38.3%。逆に仙台は負けた試合のほうが9.3ポイント高くなっています。向きがそろっていません。追いかける展開で外国籍を長く残すクラブもあれば、離されて早めに切り替えるクラブもある。1試合ずつの内容を見ないと、この差は説明できません。
順位予想と一致したのは26クラブ中2クラブ
当サイトは開幕前の9月22日、東地区と西地区の順位予想をXに投稿していました。2試合終了時点の順位と突き合わせます。
26クラブのうち予想と順位が一致したのは2クラブ、平均のズレは4.4位でした。ズレの大きかった8クラブです。
| クラブ | 地区 | 予想 | 現在 | ズレ |
|---|---|---|---|---|
| 三河 | 西 | 2位 | 11位 | ▼9 |
| 長崎 | 西 | 3位 | 12位 | ▼9 |
| 佐賀 | 西 | 5位 | 13位 | ▼8 |
| 島根 | 西 | 11位 | 3位 | ▲8 |
| 滋賀 | 西 | 13位 | 6位 | ▲7 |
| 広島 | 西 | 8位 | 2位 | ▲6 |
| 秋田 | 東 | 13位 | 7位 | ▲6 |
| A東京 | 東 | 3位 | 9位 | ▼6 |
▼は予想より下、▲は予想より上に来たことを示します。2試合で順位を語っても仕方がない、というのはそのとおりです。ここで確かめられるのは予想の精度ではなく、開幕直後の順位表がどれくらい動きやすいかのほうです。1勝1敗が16クラブある状態では、得失点差の数点で順位が大きく入れ替わります。
集計方法
- 対象はB.PREMIERの26クラブ、2026-27シーズンの開幕2試合(2026年9月27日終了時点)です。この2試合に1分でも出場した291人を数えました。出場機会のなかった登録選手は含みません。
- 出場時間はB.LEAGUE公式サイトの成績詳細(選手別)の値です。勝った試合・負けた試合の内訳も、同じページの勝敗別の絞り込みから取得しています。
- 検算として、各クラブの合計出場時間が400分(40分×5人×2試合)になることを確認しています。ずれは秒表示の丸めのぶんだけです。
- 区分はB.LEAGUE公式の選手一覧に記載された「リーグ登録国籍」にもとづきます。出場した選手のうち登録国籍が海外だったのは89人。そのうちフィリピン・チャイニーズタイペイ・韓国・中国・レバノン・インドネシアの14人をアジア特別枠、残る75人を外国籍としました。オーストラリア・ニュージーランド籍の選手は外国籍に数えています。
- 帰化選手10人は登録国籍が日本のため、公式の国籍表示では日本人選手と区別できません。ここは当サイトのクラブ紹介シリーズで把握しているものを使っています。
- 本文で「帰化・アジア枠」とまとめているのは、オンザコートでこの2つが同じ枠として扱われるためです。
この集計で言えないこと
2試合です。1クラブあたり400分しかありません。ここから戦術や方針を断定することはできません。
とくに、けがと登録の影響が大きく出ています。開幕直後にインジュアリーリストへ入った選手、開幕後に加入した選手、まだ来日していない選手。どれも出場時間をゼロにしますが、それはクラブの考え方とは関係がありません。
このページは「開幕2試合はこうだった」という記録です。同じ集計をシーズンが進んだ時点でもう一度行えば、そのときに初めて比べられるようになります。
本ページはB.LEAGUEおよび各クラブの公式発表をもとに当サイトが独自に集計したもので、B.LEAGUEおよび各クラブとは関係のない非公式の集計です。数値の正確性を保証するものではありません。誤りにお気づきの場合はお問い合わせよりお知らせください。
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