香川ファイブアローズ
2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。
| # | 選手名 | POS | メモ |
|---|---|---|---|
| 2 | 小寺ハミルトンゲイリー | C | 新加入広島から |
| 4 | 高橋克実 | PG/SG | 新加入 |
| 6 | ジェイコブ・ランプキン | PF | 残留外国籍 |
| 7 | ジョーダン・スキッパーブラウン | SF/PF | 新加入外国籍 |
| 8 | サルダール・カルフーン | SF | 新加入外国籍 |
| 14 | 佐古竜誠 | PG | 新加入広島から |
| 17 | 福田健人 | SG/SF | 残留 |
| 22 | 五十嵐貴志 | PF | 新加入 |
| 24 | 高橋耕陽 | SG/SF | 残留 |
| 26 | 小林巧 | PG | 残留 |
| 46 | 今林萌 | PG/SG | 新加入 |
登録13人のうち新加入は7人、外国籍3人。「残留」「新加入」は、B.LEAGUE公式サイトの「クラブ所属履歴」に載る2025-26シーズンの登録クラブと照合して分類しています(シーズン途中に加入した選手は「残留」と表示されます)。バッジはリーグ登録国籍にもとづき、日本以外の国籍を「外国籍」、B.LEAGUEが定めるアジア特別枠の14の国と地域の国籍を「アジア特別枠」、公式に帰化選手と発表されている選手を「帰化選手」としています。
北から順にお届けしているB.ONEクラブ紹介。第21回は香川ファイブアローズです。2026-27シーズンは南地区を戦います。
44勝8敗でも最後に笑えなかった。その事実が、香川の今季を一番よく説明する
2025-26シーズンはB3で44勝8敗、レギュラーシーズン1位。ところがプレーオフファイナルでは立川に連敗し、年間優勝を逃した。
60試合のレギュラーシーズンでは、数試合のアップセットより、同じ強度を何度繰り返せるかが順位を作ります。新カテゴリー初年度だからこそ、ネームバリューより再現性、派手な補強より役割の明確さが効いてくるはずです。
南地区は、昨季B2で38勝の愛媛、36勝の熊本に、B3で44勝8敗だった香川が加わる。福岡と鹿児島もB2で戦っており、上位候補の密度は高い。昨季のカテゴリーより、継続性と接戦の勝ち方が順位を左右する地区になりそうだ。
今オフの編成――「何を変え、何を残したか」
ヘッドコーチは東島奨。東島奨HCの下、役割を絞った少数編成でスタートする。小寺ハミルトンゲイリー、ジェイコブ・ランプキン、ジョーダン・スキッパーブラウン、高橋耕陽ら昨季からの軸を中心に、現在は11人が登録されている。
新加入選手の名前を並べるだけでは、今オフの狙いは見えません。大切なのは、昨季の弱点に対して誰を加え、昨季うまくいった部分を誰に託したのかです。B.ONEは相手の出身カテゴリーが週ごとに変わるため、特定のタイプだけに強い編成では60試合を乗り切れません。
コート上で変わるべきところ
少人数のメリットは、誰がどの時間帯に何をするかが明確になることだ。香川は昨季44勝しただけに、その連携を崩す必要はない。一方で、60試合を通じて故障や不調が出たとき、ローテーションをどう広げるかは避けられない課題になる。
新シーズン序盤は、完成度の高いクラブほど有利です。逆に大きく入れ替えたチームは、個々の能力が高くても、守備のローテーションや終盤の約束事で時間が必要になる。香川ファイブアローズがどちらのタイプなのか、その答えは最初の数節でかなり見えてくるはずです。
60試合をどう勝つか
B.ONEは一度の大勝で評価が決まるリーグではありません。2連戦の初戦で対策され、翌日に修正してもう一度戦う。遠征が続く中でコンディションを整え、主力が不調でも別の選手で勝つ。そうした「普通の強さ」を何回再現できるかが、最終順位を作ります。
44勝8敗は偶然ではない。ただしプレーオフでは立川に2連敗した。だから今季は、レギュラーシーズンで50勝を目指すことより、強い相手との終盤でどんな答えを持てるかを見たい。昨季最後の2試合をどう消化したかが、南地区優勝の鍵になる。
ロスターから見える勝ち筋
香川ファイブアローズのロスターを見て最初に感じるのは、ひとつの得点パターンに依存しなくていいことです。ガードがテンポを作る時間、ウイングが走って先にリングへ向かう時間、インサイドへ預けて相手のファウルを増やす時間。60試合を戦うなら、相手やコンディションに応じて入り口を変えられることは大きい。前節は走り合い、翌週はハーフコートで我慢する。B.ONEでは、そういう切り替えが毎週のように必要になります。
ただし、選択肢が多いほど「最後は何で勝つチームなのか」を早く決めたいところです。残り5分で誰に預けるのか、守備で一番危険な相手へ誰を当てるのか。ファウルトラブルが出たときの組み合わせまで含め、勝負どころの形を二つ、三つ持てれば、接戦の勝率はかなり変わります。
B.ONE初年度だからこそ問われる対応力
今季はスカウティングの前提が毎週変わります。昨季まで上位カテゴリーでフィジカルの強い相手と戦っていたクラブもいれば、下位カテゴリーで自分たちがボールを持つ時間の長かったクラブもいる。初戦で通ったピック&ロールを翌日に消されたとき、別のセットへ移れるか。ゾーンを敷かれたときに慌てずスペースを作れるか。試合中だけでなく、試合と試合の間の修正力が順位へ直結します。
しかも60試合では、必ずコンディションの波が来ます。一つの勝利のために主力を使い切ることと、春まで勝ち続けることは別です。香川ファイブアローズもスターターの出来だけではなく、ベンチから出た選手が試合の温度を落とさずに済むかを見ていきたいところです。
シーズンの入り方も重要になる
開幕数節の結果は、そのまま新しい力関係のイメージになりやすい。序盤に勝てば新しい役割を信じて続けられますが、連敗すると本来じっくり育てるはずだった形まで疑い始めます。香川ファイブアローズが最初の10試合で何を「自分たちの普通」にできるのか。接戦の最後を誰に託すのかまで含め、序盤はかなり重要です。
数字を見るときに忘れたくないこと
今季の順位予想を難しくしているのは、昨季の勝敗をそのまま横比較できないことです。B1の20勝とB3の40勝では、相手のサイズも外国籍の質も試合のテンポも違いました。だから香川ファイブアローズを見るときも、昨季の数字を出発点にはしても、それだけで上限を決めない方がいい。重要なのは、今季の相手に対して昨季の長所を再現できるか、そして昨季なら通ったプレーが通らないときに別の答えを出せるかです。カテゴリー再編初年度は、その適応の速さ自体が戦力になります。
見どころ
B3で最も勝ったチームが、B.ONEでどこまで通用するか。これは新リーグ全体の力関係を見るうえでも興味深い。香川がB2上位経験の愛媛や熊本を上回れば、カテゴリー再編の初年度から「昨季の所属だけでは強さを測れない」ことがはっきりする。
ここで見たいのは、補強選手が何点取るかだけではありません。昨季なら崩れていた時間帯で失点を止められるか、終盤に誰がボールを持つのか、ベンチから出た選手が強度を落とさないか。シーズンを通じて見ると、そうした細部の方が勝ち数へ直結します。
初代B.ONEの順位表には、昨季まで別々のカテゴリーにいたクラブが並びます。その中で香川ファイブアローズがどこへ入るのか。開幕前の材料だけでも、十分に見る理由のあるチームです。
もう一つの視点
今季はカテゴリー再編の初年度で、過去の「昇格」「降格」という言葉だけでは説明しきれないシーズンです。昨季の所属が違うクラブ同士が同じ順位表へ入り、対戦経験の少ない相手とも繰り返し戦います。そのため、スカウティングされた後にどう修正するか、シーズン途中でローテーションをどう変えるかも重要になります。香川ファイブアローズにとっても、開幕時点の完成形を守り続けるのではなく、60試合の中でチームを更新していけるかが問われます。
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## 2026-27シーズン ロスター
| # | 選手名 | POS |
|---:|---|---|
| 2 | 小寺ハミルトンゲイリー | C |
| 4 | 高橋克実 | PG/SG |
| 6 | ジェイコブ・ランプキン | PF |
| 7 | ジョーダン・スキッパーブラウン | SF/PF |
| 8 | サルダール・カルフーン | SF |
| 14 | 佐古竜誠 | PG |
| 17 | 福田健人 | SG/SF |
| 22 | 五十嵐貴志 | PF |
| 24 | 高橋耕陽 | SG/SF |
| 26 | 小林巧 | PG |
| 46 | 今林萌 | PG/SG |
※ロスターは2026年9月22日〜23日時点のBリーグ/各クラブ公式発表を基準に整理しています。開幕直前の登録変更、インジュアリーリスト等により変更となる場合があります。
選手情報・登録国籍・クラブ所属履歴はB.LEAGUE公式サイトおよび各クラブ公式サイトの発表をもとに作成。勝敗は2025-26シーズンの順位表(B.LEAGUE公式)の数値です。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。ロースターは登録変更・インジュアリーリスト等により変動するため、最新の情報は各クラブ公式サイトをご確認ください。
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