B.ONEクラブ紹介 第5回 北地区・北から順に

越谷アルファーズ

2026-27シーズン開幕ロースターを一挙紹介。戦力の見どころをまとめます。

2026-27シーズン ロースター
#選手名POSメモ
2菅原暉G新加入秋田から
4四家魁人G/F残留
5アンソニー・クレモンズG残留外国籍
8ジャワラジョゼフF残留
10三ツ井利也F残留
12池田祐一G残留
13堀陽稀G残留
14大庭岳輝G/F残留
18鎌田裕也F/C残留
25ダマムッサF/C新加入帰化選手島根から
31喜多川修平F残留
44ミッチェル・ライトフットC新加入外国籍長崎から
60チェイス・フィーラーPF新加入外国籍A東京から

登録13人のうち新加入は4人、外国籍3人・帰化選手1人。「残留」「新加入」は、B.LEAGUE公式サイトの「クラブ所属履歴」に載る2025-26シーズンの登録クラブと照合して分類しています(シーズン途中に加入した選手は「残留」と表示されます)。バッジはリーグ登録国籍にもとづき、日本以外の国籍を「外国籍」、B.LEAGUEが定めるアジア特別枠の14の国と地域の国籍を「アジア特別枠」、公式に帰化選手と発表されている選手を「帰化選手」としています。

戦力分析

B.ONE初年度を迎える25クラブを北から紹介していきます。第5回は越谷アルファーズ。2026-27シーズンは北地区で戦います。

21勝39敗を「負け越し」と見るか、「B1で21勝した」と見るかで、越谷の評価は大きく変わる

2025-26シーズンはB1で21勝39敗。勝率だけを見れば苦しいが、今季B.ONEで対戦する多くのクラブより一段上のカテゴリーで60試合を戦ってきた。

B.ONE初年度の難しさは、昨季の順位表が一枚ではないことです。B1で負け越したクラブと、B3で大きく勝ち越したクラブのどちらが強いのか。答えは開幕してみなければ分かりません。だからこそ、各クラブの編成意図と継続性が例年以上に重要になります。

北地区は、昨季B2で42勝しファイナルまで進んだ福島と、B1を戦った越谷が二つの基準になる。その下に、青森、岩手、山形という昨季20勝未満のB2組が並ぶ。カテゴリーは同じになったが、スタート地点は同じではない。60試合を通じて、この差がどこまで縮まるかが地区全体の見どころになる。

今オフの編成――「何を変え、何を残したか」

ヘッドコーチは森高大。新たに森高大HCを迎え、13人のロスターでB.ONEへ入る。アンソニー・クレモンズ、チェイス・フィーラーら外国籍に、喜多川修平、三ツ井利也、鎌田裕也ら国内経験組が並ぶ。カテゴリーが変わっても、サイズと経験の基準は高い。

新加入選手の名前を並べるだけでは、今オフの狙いは見えません。大切なのは、昨季の弱点に対して誰を加え、昨季うまくいった部分を誰に託したのかです。B.ONEは相手の出身カテゴリーが週ごとに変わるため、特定のタイプだけに強い編成では60試合を乗り切れません。

コート上で変わるべきところ

越谷がB.ONEで求められるのは、B1で守る側だった時間を、今季は攻める側へ変えることだ。相手に合わせるのではなく、自分たちのフィジカルとハーフコートの精度で試合を支配する。格上相手に善戦するバスケットと、格下を確実に仕留めるバスケットは同じではない。

新シーズン序盤は、完成度の高いクラブほど有利です。逆に大きく入れ替えたチームは、個々の能力が高くても、守備のローテーションや終盤の約束事で時間が必要になる。越谷アルファーズがどちらのタイプなのか、その答えは最初の数節でかなり見えてくるはずです。

60試合をどう勝つか

B.ONEは一度の大勝で評価が決まるリーグではありません。2連戦の初戦で対策され、翌日に修正してもう一度戦う。遠征が続く中でコンディションを整え、主力が不調でも別の選手で勝つ。そうした「普通の強さ」を何回再現できるかが、最終順位を作ります。

北地区には42勝の福島がいる。越谷と福島の直接対決は、昨季B1組とB2上位組の基準を比較できる象徴的なカードになるだろう。個々の経歴では越谷、昨季の完成度では福島。その差をコート上でどう埋めるかが地区優勝争いの中心になる。

ロスターから見える勝ち筋

ロスター表は名前の一覧ですが、実際の試合で重要なのは、その名前同士がどうつながるかです。越谷アルファーズにも、ボールを長く持った方が良さが出る選手と、ボールを持たずに動くことで生きる選手がいる。インサイドも、得点を取る役と守備の基準を作る役では仕事が違います。そこを整理できれば、攻撃が止まったときの逃げ道が増えます。

もう一つはファウルと疲労への備えです。60試合では、理想のローテーションが毎回組めるわけではありません。誰かが欠けてもチームの形を大きく変えずに済むか。セカンドユニットが「休ませるための時間」ではなく、相手へ違う圧力をかける時間になれば、シーズン後半ほど効いてきます。

B.ONE初年度だからこそ問われる対応力

未知の相手が多いシーズンでは、準備した通りに試合が進まないことを前提にした方がいいでしょう。相手が想定より速い、逆にゆっくり攻めてくる、外国籍の使い方が映像と違う。そうしたズレに第1クォーターのうちに気づけるかで、試合は大きく変わります。B.ONEでは、その現場対応がこれまで以上に価値を持ちます。

そしてシーズンが進めば、今度は越谷アルファーズ自身が研究される側になります。得意なプレーを止められた後の二手目、三手目を用意できるか。初代王者を決める一年だからこそ、「完成度」だけでなく「変化できる力」を見たいと思います。

開幕は「答え合わせ」ではなく出発点

プレシーズンで見えた形が、そのまま公式戦で通用するとは限りません。相手も対策をしてくるからです。越谷アルファーズにとって開幕は完成度を証明する場というより、60試合で使える勝ち方を選び始める場。最初の10試合で何を残し、何を捨てるのかまで見たいところです。

比較したいのは、勝ち数より勝ち方

越谷アルファーズを評価するとき、最終的にはもちろん勝敗が基準になります。ただ、開幕からしばらくは勝ち数だけでなく、その中身を見た方がいいでしょう。リードした試合をそのまま閉じられているか。10点差をつけられた後に一度追いつけているか。アウェーでも守備強度が落ちていないか。こうした部分は、順位表が固まる前にチームの地力を教えてくれます。B.ONE初年度は対戦相手の背景が違うからこそ、「誰に勝ったか」と同じくらい「どう勝ったか」が重要です。

見どころ

だからこそ、越谷の見どころは勝ち数より「取りこぼしの少なさ」になる。B1では一つのアップセットが大きな価値を持ったが、B.ONEでは青森、岩手、山形との連戦を2勝で終えることが求められる。優勝を狙うなら、その立場の変化を受け入れなければならない。

ここで見たいのは、補強選手が何点取るかだけではありません。昨季なら崩れていた時間帯で失点を止められるか、終盤に誰がボールを持つのか、ベンチから出た選手が強度を落とさないか。シーズンを通じて見ると、そうした細部の方が勝ち数へ直結します。

B.ONEという名前は新しくても、勝つために必要なものは変わりません。守る、走る、リバウンドを取る、終盤で正しい判断をする。越谷アルファーズがその基本をどこまで高い水準で続けられるかが、順位を決めます。

もう一つの視点

今季はカテゴリー再編の初年度で、過去の「昇格」「降格」という言葉だけでは説明しきれないシーズンです。昨季の所属が違うクラブ同士が同じ順位表へ入り、対戦経験の少ない相手とも繰り返し戦います。そのため、スカウティングされた後にどう修正するか、シーズン途中でローテーションをどう変えるかも重要になります。越谷アルファーズにとっても、開幕時点の完成形を守り続けるのではなく、60試合の中でチームを更新していけるかが問われます。

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## 2026-27シーズン ロスター

| # | 選手名 | POS |

|---:|---|---|

| 2 | 菅原暉 | G |

| 4 | 四家魁人 | G/F |

| 5 | アンソニー・クレモンズ | G |

| 8 | ジャワラジョゼフ | F |

| 10 | 三ツ井利也 | F |

| 12 | 池田祐一 | G |

| 13 | 堀陽稀 | G |

| 14 | 大庭岳輝 | G/F |

| 18 | 鎌田裕也 | F/C |

| 25 | ダマムッサ | F/C |

| 31 | 喜多川修平 | F |

| 44 | ミッチェル・ライトフット | C |

| 60 | チェイス・フィーラー | PF |

※ロスターは2026年9月22日〜23日時点のBリーグ/各クラブ公式発表を基準に整理しています。開幕直前の登録変更、インジュアリーリスト等により変更となる場合があります。

選手情報・登録国籍・クラブ所属履歴はB.LEAGUE公式サイトおよび各クラブ公式サイトの発表をもとに作成。勝敗は2025-26シーズンの順位表(B.LEAGUE公式)の数値です。戦力分析は当サイトの見解・予測であり、客観的な事実の報道ではありません。ロースターは登録変更・インジュアリーリスト等により変動するため、最新の情報は各クラブ公式サイトをご確認ください。